小さな幸せ探し。


by ami-gerbera
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

文芸復興を体感する ―ボッティチェリとルネサンス

港区に続いて、美術館巡りで苦手な街克服第二段!!

出不精な私の最も苦手とする街のひとつ、渋谷。
ボッティチェリが来ているのは知っていたのだけれど、
渋谷と聞くだけで軽い拒否反応・・・

でも、一緒に行こうって誘ってもらったので、
「うん、行ってみよう」って思えました。

そんな訳で、
『ボッティチェリとルネサンスーフィレンツェの富と美』 
@Bunkamura ザ・ミュージアム
 に行ってきました。







中々の強い雨だったれど、
それが私の苦手な人混みへの意識を分散させてくれて、かえって良かった気がする。

エスカレーターで下に降りると、吹き抜けのお洒落なカフェがあって、
外の騒がしいイメージとは違って、静寂すら感じられるような場所だった。




中に入ると、赤を基調とした展示装飾が、
とても高級感があってルネッサンスの雰囲気がよく伝わってきた。

はじめはルネッサンスをもたらした富の象徴として、
色んな金貨や経済活動に関する展示、
少し堅苦しい、型にはまったような宗教画が続く。

だけど、そこに圧倒的な技術を感じた。

一見平面的で、色使いは暗く、塗り方はムラも濃淡もなくベッタリ。
なのに、絵の前に立つと驚くほどの立体感!!
一度その立体感に気づくと、少し絵から離れてみても、
その距離を縮めるかのように迫ってくる感じがして、
ずっと観ていると平行感覚を失ってしまいそうになる。

こんな絵、始めて観た。



そして徐々に、堅苦しくて、重々しくて、恐怖すら感じられる宗教画が、
繁栄と共に柔らかく、色鮮やかに、表情豊かになっていく。

「あぁ、これがルネサンスなんだ。」って初めて自分の肌で感じた。
富と共に人間らしさを取り戻していった。
確かに、復興であり再生だったんだな。


そして展示の後半。
メディチ家の凋落に伴って、富によって繁栄した芸術作品もまた失われていく、
その時代の流れがまた悲しかった。


でも、とにかく今回はボッティチェリの『受胎告知』の壁画が観られたことが何より嬉しかった!
色合いが優しくて、
建物などの直線は不自然なほど真直ぐで、
大天使ガブリエルは本当に飛んでいるようで、
マリアの驚いた表情がとても人間的で・・・

とてもきれいな壁画でした。


渋谷だからと、行くことを拒んでいた自分がもったいない。
このチャンス、逃さなくて良かった。
[PR]
by ami-gerbera | 2015-06-21 14:48 | 美術館巡り。